通院や錠剤による治療の必要な水虫について

水虫とはカビの一種である白癬菌が皮膚の角質層に寄生して発症する皮膚病で、男女問わず罹患します。白癬菌は水虫にかかった人の剥がれた皮膚の中にも生きており、これを素足で踏んだりすると白癬菌が付着し、そこに小さな傷などがあると菌が侵入して水虫を発症します。白癬菌は汗や汚れのためアルカリ性になった皮膚表面や高温多湿の環境を好むので、感染予防のためには毎日入浴して体を清潔にし、皮膚を弱酸性の状態に保って、乾燥に留意することが大切です。
水虫には足に出来る足白癬、手に出来る手白癬の他、爪に出来る爪白癬、若い男性に多い股部白癬(いんきんたむし)、子供の頭部に見られる頭部白癬(しらくも)、体のあらゆる部位に感染する体部白癬(ぜにたむし)があり、症状は感染した部位によって様々です。
水虫にかかったと思ったら、皮膚科など専門の医療機関を受診し、通院することがお勧めです。似たような症状を持つ別の皮膚病があるので、素人判断で市販薬を利用すると、症状を悪化させる恐れがあるためです。
治療には皮膚の奥に入り込んだ白癬菌を殺す作用のある抗真菌薬が処方されます。皮膚の生え変わるサイクルに従って、1~2ヶ月以上通院を続け、根気よく薬を使用する事が重要です。足や手白癬では塗り薬が処方されますが、爪の中にまで白癬菌が侵入している爪白癬には、錠剤の飲み薬が処方されます。しかし、水虫治療の錠剤には肝臓に副作用を及ぼす恐れがあり、肝臓機能に異常のある人は服用する事が出来ません。また、爪白癬は他の爪にも広がりやすく、治療や通院には足白癬よりも長い期間が掛かります。爪白癬の場合、錠剤の飲めない人や薬の効果の薄い人にはレーザー治療も行われます。

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